「自分の店を持ちたい!」、「働いた経験を活かしてカフェを開業したい!」と考える独立志向のある方は多いでしょう。
でも「何から始めれば良いの?」、「開業に必要な費用や期間はどれくらいかかるの?」、「資格や届出はどうすれば良いの?」などで悩んでいませんか?
私も実際カフェを開業する前は、費用や資金面、物件や設備などの不安で夜も眠れないほどでした。
失敗しないためにも本記事をしっかり読んで、「開業前に行う準備」や「資金調達や開業までにかかる期間」、「資格取得・届出申請」などの開業前の不安や悩みを全部解消しましょう!
開業前の準備には、大きく分けて下記の5つのポイントがあります。カフェ運営者が実体験を踏まえて、ひとつひとつ詳しく解説していきますので、しっかり押さえて、開業前の準備の参考にしてください。
>>カフェ・菓子店・パン店など小さなお店のはじめ方を学ぼう!
コンセプト設計と市場調査(5W1H)
提供する商品やサービス、ターゲット層、ニーズなどを中心に店舗のコンセプトや市場調査をしっかり行いましょう。
コンセプトや市場調査があやふやな店舗は、商品やサービスに一貫性がなく顧客獲得及びリーピート率が低くなります。
代表的な顧客のイメージやコンセプトを考えるにあたって、下記の(5W1H)方を用いると考えやすくなります。
【例】コンセプト:都会から離れた席数を少なく設けた小さな店内で、ゆったりカフェ時間が楽しめる
・いつ:営業時間は8時~18時、モーニング、ランチタイム、ランチ終わりのコーヒータイム
・どこで:最寄駅から徒歩約5分の元々は商店街だった場所、30代の小さいお子さまがおられるご家族が多く住む
・だれが:カフェ好きの20代~30代の女性、お子さまがおられる近隣のご家族、車椅子やベビーカーをご利用の方、アレルギーや無添加にこだわった方、カップル、ご夫婦
・何を:素材にこだわった食材を使用、挽きたての珈琲、旬の果物を使った季節限定のプリン、旬の自家製スープ、ギフトにぴったりなかわいいキャラクターなどのオリジナルクッキー、アルコールも一部ご提供
・どのように:モーニングは3種類のパンから選べる、ランチも3種類+プリン・スープセットもご用意、クッキーや焼き菓子は店内はもちろんテイクアウトも可能、珈琲もテイクアウトは可能で本日の珈琲は100円オフ
事業計画書の作成
どんなお店にしたいかが固まった次は、「事業計画書」を作成します。事業計画書を作らずに開業したお店は、失敗する確率が高いとも言われています。自分のお店を成功させるためには、下記の項目をしっかり抑えましょう。
・どのような店として展開していくのか
・この店はなんのための開業なのか
・商品やサービスの詳細な概要
・競合の店はどのようなところか
・ターゲットやニーズ
・資金計画 など
を極力細かくより具体的に作成していきましょう。運営していくに当たり、資金調達の際にも金融機関に事業計画書を提示することが必要になります。
資金調達
事業計画書を作成した際の資金計画を元に、より成具体的な資金調達方法を考えましょう。物件の契約費用や設備・内装工事の費用、開業当初の軌道に乗る前の運転資金など、余裕をもった計画や資金繰りが必要になってきます。開業してからのチラシの作成や各種広告費用、新メニュー開発の際の材料費、繁忙期やオペレーション追加に対しての人件費など、飲食店の開業には様々な経費がかかってきます。
物件選び
コンセプトや事業計画、資金調達をしっかり考えた後は、お客さまの来店の際に非常に重要な要素となる「物件選び」です。
自分のお店をイメージした際、駅から近く便利、ビジネス街やオフィス街など人通りが多い、1階や大通りに面していて分かりやすいなど、物件を選ぶ際に立地と周辺環境は、集客に直結する重要な役割を担います。
お店の規模やコンセプト、方向性、提供するメニューや内容にも大きく変わってきますので、厨房の設計、必要な設備や調理器具、食器やそれらの保管場所など、細かな内容を事前にしっかり考えましょう。
また、売上と家賃の比率も重要になってきます。特にカフェは席数や客単価の低さ、回転率の悪さなどから、厳しいお店も出てきます。家賃比率や客単価、材料費、人件費など様々な費用から売り上げとのバランスを考えて、無理のない物件選びを行いましょう。
困ったり悩んだ際は、貸店舗物件を多く取り扱っている不動産会社に直接出向いて色々と相談しましょう。
資格取得・届出申請
物件も決まり、内装や設備も整い開業の準備が着々と進んだ後は、いくつかの届け出や手続きが必要になってきます。全ての飲食店経営者が申請しなければいけない営業許可や開業届に始まり、店舗の規模やジャンル別の許可の取得、さらに従業員を雇う場合には保険への加入手続きをしなければなりません。
それらの提出書類には、申請期限や対象となる人が様々な場合がありますので、自分のお店に必要な書類を事前にしっかり整理しましょう。
以上、店舗を開業するには事前に考えなければいけないことや、やらなければいけないことがたくさんあります。
もし、いきなりら最初から自分の店を開業するのが不安であれば、近くのシェアキッチンやレンタルキッチンを利用することをおすすめします。
シェアキッチンとは、「菓子製造営業許可」と、「飲食店営業許可」を持った施設で、食品衛生管理者の資格を持った方が利用すれば、キッチンで作ったお菓子やパンなどを販売できる施設になっています。「レンタルキッチン」、「クラウドキッチン」などとも呼ばれており、自分の都合に合った利用時間を選べたりなど、近年注目されています。また、用途に合った厨房設備を完備しているため、自分で準備する必要がない道具や、普段使えないプロ仕様の設備を利用できるのも特徴です。
施設によっては他の利用者との交流もでき、情報の交換や様々なアドバイスなど製造以外でのメリットもあります。
「自分の店を持ちたい!」、「働いた経験を活かしてカフェを開業したい!」と思った時に悩んだら、ぜひこの記事を読んで「自分の理想の店」の第一歩を踏み出しましょう。
>>ショップデザインから経営方法まで、繁盛店を作る成功の秘訣
京都のシェアキッチンなら「SHELTERING CAFE」がおすすめ!
阪急京都線「桂」駅から徒歩約5分にある「SHELTERING CAFE」は、通常はカフェをして営業していますが、火曜・木曜はシェアキッチンとしてもご利用いただけます。午前と午後に分けた時間帯や、ゆったりご利用いただける1日レンタルまで、ご希望に沿った料金プランをご用意しております。
また、店前に駐車場も1台完備しておりますので、材料や道具の搬入なども便利にご利用いただけます。
さらに、Free Wi-fiやコンセットも数多く完備しておりますので、動画撮影や写真撮影など幅広くご利用いただけます。
店内の見学や厨房設備の詳細など、お気軽にお問い合わせください。